– Understanding physics of behavior –
行動および神経老化を支配する普遍則の解明
わたしたちヒトを含む全ての生き物は, 周囲の環境からの情報を処理しながら, これを記憶し, 行動を巧みに変えることで厳しい環境変化に対応します. さらに生き物は集団レベルになると, 1個体レベルでは見られない知的な行動を現します.  わたしたちは, わずか体長1 mmのシンプルな生き物である線虫C. エレガンスをモデル動物として, 生き物が示す1個体レベルと集団レベルの行動の裏に潜む法則性を理解することにより, 究極的には知性の起源を理解することを目指しています. さらに行動を規定する神経回路の老化機構の研究も行っています. そのため,  顕微鏡開発等の工学や数理モデリング等の物理学を融合し, 行動の研究を行なっています.

現在, 3年生の研究室配属希望者, いつでも見学可です.
学生やテクニカルスタッフを募集中です. 学振DCやPDの応募も大歓迎なので興味がある方はsugit@hiroshima-u.ac.jpまでお気軽にお問い合わせください.  行動遺伝学はもちろん, 光工学や物理学など様々な技能習得が可能です. また, AMED PRIMEや新学術「ソフトロボット学」の支援を受け, 充実した研究環境を提供可能です. 学生はアルバイトからでも可です. 特に以下のような方は大歓迎です.
・ 個体と集団レベルの行動の研究や神経ネットワークの老化機構の研究に興味のある方
・生物物理学の研究を通してLabVIEW, MATLAB, Mathematicaなどのコーディングスキルを習得したい方や顕微鏡開発などの光学系開発に興味のある方(←こちら特に大歓迎です)
・数理モデルをもとにした数値シミュレーションに興味のある方
・テクニカルライティングの力を養いたい方
  

What's new
2021.6 共著論文がACS Nanoにアクセプトされました!
2021.5 前岡さんが日本生物物理学会中国支部大会で口頭発表しました.
2021.4 Ramanさんが大学フェローシップ(情報・AI分野)に採用されました.   
   (査証発給後, 入国予定)
2021.4 執行さんと前岡さんの論文がJ Vis Expにアクセプトされました!
2021.4 執行さんと杉の研究が科研費の若手研究(課題名:ライトフィールド顕微鏡の高解像度化技術の検証と最適化)と基盤B(課題名:個体集団における状態転移機構の解明)に採択されました.
2021.4 前岡さんが修士1年, Ramanさんが博士後期1年, 胡さんがテクニカルスタッフとしてラボメンバーに加わりました(Ramanさんは査証発給後, 入国予定).