個と集団の行動を支配する普遍則の解明
– Understanding physics of behavior –

わたしたちヒトを含む全ての生き物は, 周囲の環境からの情報を処理しながら, 時にこれを記憶し, 行動を巧みに変えることで厳しい環境変化に対応します. さらに生き物は集団レベルになると, 1個体レベルでは見られない知的な行動を現します.  わたしたちは, わずか体長1 mmのシンプルな生き物である線虫C. エレガンスをモデル動物として, 生き物が示す1個体レベルと集団レベルの行動の裏に潜む法則性を理解することにより, 究極的には知性の起源を理解することを目指しています. そのため,  工学や物理学などを柔軟に融合し, 行動の研究を行なっています.

Living things exhibit clever information processing to cope with environmental changes, even at individual level. In addition, we are often fascinated with emergence of more intelligent behaviors when living things collectively self-organize at population level. My ultimate research purpose is to understand a principle underlying this intelligence. Therefore, I employ the nematode C. elegans as a model animal and seek physical rules governing individual and population level behaviors. For this purpose, I have taken interdisciplinary approaches between neuroscience, ethology, engineering and nonlinear physics.

What's new

  • 2019.4.2
    Academist Journalに記事が掲載されました.
    The recent paper about C. elegans collective behaviors is reviewed in Academist journal.

  • 2019.2.19
    原著論文がNature Communicationsに掲載されました.
    線虫C. エレガンスが乾燥から身を守るために集団でネットワーク状の群れをつくる現象(ムービー)を発見し, 実験と数理シミュレーションにより, アクティブマター物理学で予想されていた動物集団の群れ形成の普遍則へ実験的証拠を提示しました.

    NHK(2/182/192/19)中日新聞(2/19), 毎日新聞(3/2), 産経新聞(3/17), 日経バイオテク, 国立環境研究所で取り上げられました.
    また
    Nature Reviews PhysicsResearch Highlightで紹介されています.

    Our paper has been published in Nature Communications. We found that C. elegans collectively forms dynamical networks with simple physical rules, providing the experimental evidence on a physical rule underlying collective motions of self-propeled particles in the active matter physics. This paper is featured in news media and highlighted in Nature Reviews Physics.

  • 2018.12
    公益財団法人 島津科学技術振興財団の研究開発助成を受賞しました.
    My grant application to Shimazu Science Foundation was approved.

  • 2018.9
    2nd International Symposium on Biotremology(Riva del Garda, Itary)で発表しました.
    I gave a talk in 2nd International Symposium on Biotremology in Riva del Garda, Itary.

Previous news

  • 2018.7 新学術領域「ソフトロボット学」が採択されました. 計画班の一員として参加します.

  • 2018.7 第41回日本神経科学大会で発表しました.

  • 2018.7 2018細胞構成研究会で発表しました@北海道大学

  • 2018.6 原著論文がMaterialsにアクセプトされました.
    高速トラッキング顕微鏡とピエゾデバイスを組み合わせ,  音波刺激に対して自由行動中の動物で1神経細胞のカルシウムシグナルを計測することを可能にしました(ムービー→).

  • 2018.4 科研費 基盤研究(B)に採択されました.

  • 2017.7 行動遺伝学に関する2週間の学生実習を行いました.

  • 2017.7 科研費 基盤研究(B)特設分野(分担)に採択されました.

  • 2017.1 産と学をつなぐSENRIの会にて講演を行いました.

  • 2016.11 野村ERATO-さきがけジョイントシンポジウムで講演を行いました.

  • 2016.9 行動遺伝学に関する2週間の学生実習を行いました.

  • 2016.8 滋賀医科大学 神経難病研究機構・特任准教授に着任しました. 

  • 2016.7 科研費 基盤研究(C)特設分野に採択されました. 

  • 2016.4 原著論文がAnalytical Sciencesにアクセプトされました.
    ナノスケールで振動特性を制御できる力学刺激デバイスを開発しました.
    2014年のPNAS論文のデバイスを発展させ, 「どのラボでも簡単かつ安価に精密な力学刺激応答行動の実験」を可能にしています.

  • 2016.3 物質・デバイス共同研究拠点の基盤共同研究に採択されました. 

  • 2016.3 マックス・プランク研究所より, Florentin MasuratさんがHeKKSaGOnコンソーシアムのインターンシップで2週間滞在し, 帰国の途につきました. 

  • 2016.2 総説がInternational Journal of Molecular Sciencesにアクセプトされました.

  • 2016.2 京都大学生命科学研究科にて講演を行いました.

  • 2016.1 東京大学生命動態システム拠点にて講演を行いました.

  • 2015.11 実験医学別冊より, 「論文だけではわからないゲノム編集成功の秘訣Q&A(山本卓編)」が出版されました. 分担執筆で, 線虫についてのQ&Aを執筆しています.

  • 2015.10 公益財団法人 持田記念医学薬学振興財団の研究助成に採択されました.

  • 2015.4 京都府立医科大学にて特別講義を行いました.

  • 2015.4 5th Annual World Congress of Molecular & Cell Biologyにて, セッション「Cell Mechanics」のオーガナイズと講演を行いました.
    4/25-28@Nanjing, China

  • 2015.3 PNAS誌に発表した論文の紹介記事が, 細胞工学3月号の「HOT PRESS」に掲載されました.

  • 2015.1 ゲノム編集技術について分担執筆した本が, Springerより出版されました.
    http://link.springer.com/book/10.1007/978-4-431-55227-7

  • 2014.12 公益財団法人 中島記念国際交流財団 日本人若手研究者研究助成を受賞しました.

  • 2014.11 メカニカルな刺激の馴化学習・記憶の解析装置を開発し, 記憶を担う神経細胞を同定した論文を, PNAS誌に発表しました。

    プレスリリースはこちら→http://www.aeplan.co.jp/mbsj2014/
                 →http://goo.gl/xCVpBGhttp://goo.gl/LUquR7

  • 2014.11 第37回日本分子生物学会年会にディスカッサーとして参加しました。11/25-28@パシフィコ横浜

  • 2014.11
    International Single Molecule & Genome Engineering/Editing Europe 2014 Meetingで招待講演を行いました。11/3-4@University of Cambridge, UK

  • 2014.5
    原著論文が、Biochem. Biophys. Res. Commun.にアクセプトされました。

    1細胞単位の遺伝子発現定量化法を簡略化した論文です。

  • 2014.5
    ライフテクノロジーズ社のNEXT6月号にインタビュー記事が掲載されました。

    http://www.lifetechnologies.com/jp/ja/home/communities-social/NEXT-Forum/next/next-backnumber.html

    http://www.lifetechnologies.com/jp/ja/home/communities-social/NEXT-Forum/voice-report/user-voice-vol33.html

  • 2014.5 第5回さきがけ領域会議に参加しました。
    5/11-13@IBM天城ホームステッド(伊豆・天城高原)

  • 2014.4 畠山 哲央博士(理研QBiC)の講演会を行いました。

    日時:2014年4月18日13時00分〜14時30分 場所:京都大学桂キャンパスA2棟302号室

    講演名:酵素律速競合による生化学反応システムの時間スケール決定

  • 2014.3 線虫C. elegansのゲノム改変技術のプロトコールが実験医学別冊に掲載されました。

    実験医学別冊「今すぐ始めるゲノム編集」

  • 2014.2 理化学研究所で、講演を行いました。

  • 2013.11 第4回さきがけ領域会議に参加しました。
    11/17-22@沖縄科学技術大学院大学(OIST)

  • 2013.11 原著論文が、Dev. Growth Differ.にアクセプトされました。ゲノム編集技術を線虫の行動実験に応用した論文で、国内初の線虫のゲノム編集です。

  • 2013.11 共著論文が、J. Nanosci. Nanotechnol.にアクセプトされました。

  • 2013.10 第51回日本生物物理学会で発表しました。

    10/28-30@京都国際会館

  • 2013.10 第3回ゲノム編集研究会で発表しました。

    10/26-27@広島大学

  • 2013.10 アステラス病態代謝研究会の研究報告会で発表しました。

    10/19@東京

  • 2013.7 第1回さきがけ二期生勉強会に参加しました。

    7/3-5@上高地

  • 2013.6 19 th international C. elegans meetingで発表しました。

    6/26-30@University of Calfornia, Los Angeles

  • 2013.5 先日参加したThe first annual q-Bio winter meetingの様子が、細胞工学6月号「学会聞き歩き」(5月末発行)に掲載されました。構成生物学・合成生物学の研究にふれていますので、ご興味があるかたはご一読ください。

  • 2013.4 第3回さきがけ領域会議に参加しました。

    4/17-19@理化学研究所CDB&有馬グランドホテル

  • 2013.4 旧森島研OB(叡友会)による第1回分子設計研究会に参加しました。

    4/13@自然科学研究機構 岡崎カンファレンスセンター

  • 2013.2
    The first annual q-Bio winter meetingに参加しました。
    2/18-21@Hilton Hawaiian Village in Waikiki 

  • 2012.11
    Shawn Xu博士が来訪し、講演会を行います。ぜひご来聴ください。
    日時:2012年11月29日15時30分〜 場所:京都大学桂キャンパスA4棟306号室
    講演名:Sensory signaling in C. elegans: What can't a worm sense?

  • 2012.11
    記憶とエピジェネティクスの関連性を調べる研究課題がアステラス病態代謝研究会の研究助成に採択されました。

  • 2012.10
    共著論文が、Nano Lettersにアクセプトされました。
    蛍光ダイヤモンドナノ粒子のin vivo計測を可能にした研究です。

  • 2012.10
    第2回さきがけ領域会議に参加しました。
    10/22-24@沖縄科学技術大学院大学(OIST)

  • 2012.9
    第50回 日本生物物理学会大会に参加しました。
    9/22-24@名古屋大学